令和2年6月15日
 地上天国祭

三救責任者挨拶

皆様、地上天国祭おめでとうございます。
本日は、三救揃っての初めての地上天国祭となりました。オンラインを利用してではありますが、同じ時間に想念を合わせて祭典を執り行う事の許された意義は大きいと思います。

さて、先程は司会者より、地上天国祭の意義について説明がありましたように夜昼転換という主神様の経綸があって、地上天国という理想世界実現に繋がっていきます。しかし、地上天国を創る為には世界から病を失くすという最大の障害があります。どうしても、医学革命を起こす必要があり、それが私達信者の使命であるわけです。そういった内容を、本日の地上天国祭の機会に、 天恩地惠 『覚りの旅』6月号 で学ばせていただきましょう。

資料はお持ちでしょうか?

(資料1)

200615-2

天恩地惠の15ページ、中央の□のところを読ませていただきます。

中村先生の解説  『新・伝道の手引』40、41P
夜昼転換は明主様の御教えの中で特に重要なことの一つである。
1.         主神は宇宙の初めから終わりまで支配されている。――主神の計画とその遂行を「経綸」という。
2.         経綸には夜と昼があり、悪が強く不幸の多かった時代を「夜の時代」(あるいは「夜の世界」)という。
3.         しかし最奥の霊界は700年くらい前から昼に入り始め、昭和六年六月十五日から現界も昼に入り始めた。
4.         明主様はそのことを昭和元年の神懸りの時、神から啓示された。
5.         夜昼転換して文明の誤りが正され、地上天国への道が開ける。ということが骨子である。

それから、

[中村先生の解説]  『新・伝道の手引』560P
そもそも夜昼転換は、夜と昼の交替という天文現象に基づく比喩的表現で、「夜は月が、昼は日が支配し、夜は暗く冷たく昼は明るく暖かいように、地上の世界も夜の時代は不幸、災難、病貧争の苦しみにさいなまれることが多く、昼の時代は健富和の幸せが支配する」<礎宗上・113頁>というのが基本概念である。

御歌が載っております。

かわりめの よのことごとをまめひとに しらすわれはもかみのまにまに
変り目の 世の悉を信徒に 知らす吾はも神のまにまに
「栄光」 199 S28. 3.11

(資料1-2)

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それから、霊界に於ける昼夜の転換。「文明の創造」ということで、これは天恩地惠16ページになります。
そこを、要約してあります。

一日、十年、百年、千年、万年にもあると。夜昼転換の話ですね。
現界への移写に遅差がありますよと。

この(資料1―2)下からは17ページ(天恩地惠)になってきますけども、

霊界は主神様の経綸が中心であり、「24時間」という周期はない。
人間の立場でみると、「霊界は意思、想念の世界」だと。「時間空間を超えた世界」である。

という風に。天恩地惠の方がちょっと量が多いので、要約しながらいきますと、資料のようになります。
それで、17ページの下に書いてあるのがですね、

(資料1-3)

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三千年目で昼間になったと。
三千年で一回転するんだと。
幾度も生き代わり、死に代わりしています。
三千年の間には幾度も生まれ代わり、死に代わりしています。ということで、今、この時代に生まれ合わせ、この仕事に携わった人は、祖先以来にない仕合せですよと。それが信者の使命なんです。という事が書かれています。
「仕合せ」 という字はこういう字も書くんですね。これはちょど今のこの内容に合っていますよね。私達の仕事は、三千年に一回の夜昼転換の御用でもあるので、そういう事をすることに、巡り合わせたという事で、これ「仕合せ」という字が上手くピッタリくるのかなと。辞書にもこの字で「仕合せ」って載ってますので。

次、資料1-4に行きまして、これは

(資料1-4)

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これは天恩地惠では18ページになりますけども、真ん中の「根本」って書いてあるところですけども、

根本*1 すべての宗教の根元は主神で主神はその時代の文化・民族に則した宗教を顕し、それぞれの宗教の主宰神に経綸を分担させた。「この度再び<垂・30号2頁>日の神が現れ、昼の世界をつくることになった<教・31号31頁>」

それで、その次の
主神様は全知。全知というのは永遠の過去、未来の全てを知っている。ということです。
キリストとか釈迦は人類の救いを分担する人。先程、主神様はそれぞれの宗教の主宰神に経綸を分担させたという事が出て参りましたけども、その人類の救いを分担する人であるわけです。キリストとか釈迦ですね。で、主神様の全知に与って何千年も先のことも、多少はキリストとか釈迦も分かったんですよということが、書かれています。

(資料1-5)

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三千年目で昼間になり主神様の経綸が変わったんですよと。
それで、薬の害が激しくなってくる。
一厘で手のひらが返るんだ。
ということで、これはメシヤ様の御教えですね。御教えによって全ての価値観が変わると。
「メシヤ様によって」ということは、「メシヤ様の御教えによって」と受け止めていただいていいかと思います。

で、ちょっとページが戻るんですけども、13ページですね。

(資料2)

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復興とは ということで、資料には 
復興とはメシヤ様を世の中にお出し申し上げることだと。
御教え中心の世界に全世界が変容していくことなんだと。
ここのところから、取らせていただきました。
これは、先生が 『天国の福音書』発刊の進め方について ということで、平成24年6月15日に浜松で行われた地上天国祭だったかと思いますけども、その時の資料にありました。
資料(復興の下)のところは見難いかと思いますので、何を書いたかというと、

祭典を行ったことで、とどまっていてはいけない。全人類にメシヤ様のご存在、ご神格を伝えていく。全人類の心にメシヤ様をお迎えする。御教え中心の世界に変容していく。これが復興であり、地上天国の始まり。

だと、私は受け止めております。
ここに、復興とは「メシヤ様を世の中にお出し申し上げること」なんだ、と書いてありますので、メシヤ降誕本祝典で祭典をして、メシヤ様にお出ましいただいたじゃないかと言う方もおられるかと思いますけども、全人類がということが重要になってきますので、全人類にメシヤ様のご存在、ご神格を、まだまだ伝わってないかと思いますので、伝えていくこと。それが、メシヤ様をお出し申し上げることですので。ということは、御教え中心の世界に全世界が変わっていくことなんだという風に。復興についてという事で、これはメシヤ講座の時にお話下さったことですので。

それで、その時にですね、14ページに資料の確認をしています。

(資料3)

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これから『天国の福音書』の続篇を次々だしていくんだという資料の中で、構想というのはどういう構想だったかと言いますと、項目として、第一巻が神観の確立 と 第二巻が救世主 、ということで、これにつきましてはですね、当時あった資料というのは『主神様とメシヤ様』の大きい文字で書かれている部分(抜粋された部分)だけ、まだ製本していない時の資料の時代ですので。その全文を入れるんだよという事で、その内の、「主神様とメシヤ様」の中の「主神様」の部分が 神観の確立 になってくるんだと。それから、 救世主 というところが「主神様とメシヤ様」の「メシヤ様」の項目を全文掲載したのが、ここの 救世主 ということになってくると。ということは、『主神様とメシヤ様』の発刊でですね、御論文については、本の中に網羅されているわけです。そこを、自分達がですね、体系立てて読めるかどうかということになってくるんですけども。土台はあると思って下さい。
それで、次の、第三巻というのが 救世主の御力 ということで、これが、『医学革命』になってくると私は思っております。『文明の創造』の科学篇 とかですね、『医学革命の書』、『入門と奥座敷』、浄霊について書かれておりますよね、それから、『世界救世(メシヤ)教奇蹟集』で奇蹟というのも、こういった中でメシヤ様の御力を表わすのには『奇蹟集』というのも必要かと思いますので、そういったものを織り込んで 浄霊篇 ということで、捉えられていたのかなと思います。
それから、第四巻が 宗教観の確立 ということ。これは、メシヤ講座の中でそういったところを抜粋というか構築していけばいいのかなと思っています。
それから、第五巻 生活篇 もですね、メシヤ講座で、生活の実際面ということで、精神面とか、慰霊のあり方とか、大黒様についてとかお金に関する事ですね。それから、自然農法とか芸術とか。そういったことのお話はされておりますので、そういうのを体系立ててまとめていくと。そういう事を目指しておられたんだなということが、これは平成24年のことでありますけども、そういう構想を持ってですね、『天国の福音書』の続篇を次々出していかれる予定だったんだと。私達はこのことを踏まえてですね、出来ることからまとめていけたらいいなと思っています。

それから、15ページに行きまして。

(資料4)

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地上天国を造る最大の障害は病気なんだと。15ページの一番下のところですね。
地上天国を造る最大の障害は病気です。病気の原因というのは薬剤、肥料、罪であると。本教主宰神は獣性の消滅、改心した人の罪を赦す権能をお持ちですよと。
16ページの上の重大なこと というところにですね、

重大なこと*1 昼の世界が来て、日の大神―本教主宰神―が世に出られるようになった。
本教主宰神は人間を改心させる力を持ち人間の獣性を消滅させる、改心した人の罪を赦す権能を持たれている。――故に罪の問題も解決する。

と。ここに 日の大神 って出てきて、その説明が必要かなと思ったので

(資料―日の大神)

日の神

例えば
昭和27年11月6日の御教えの中では、 日の大神 というのは 天照皇大御神 なんだという御教えがございます。6月15日というのは天照皇大御神の誕生日でもありますので、本教に関わる 日の神 ということになりますね。
昭和10年の2月11日の御教えでは、観音様 は 日の神様 なんだという御教えがございます。
昭和27年10月16日の御教えでは、メシヤ様は大和民族の中心で 日の神様 が守護している。という御教えがあります。
メシヤ教というのは初めて太陽の 日の神様 の救いをあらわす宗教なんだと。そういう御教えが昭和27年11月16日にあります。
昭和28年4月15日の御教えでは、仏教は月の神であり、 日の神 の救いは月の神の60倍の力があるんですよ。という御教えがあります。
ですから、今出てきたような神様は、全て 日の神様。だから、時代に応じて・・ 本教主宰神 という言い方、教義が出てから、私達は 主神様 が本教主宰神ですけども、主神様が遣わして、世界救世(メシヤ)教の主宰を任されたのは全て日の神様であるということです。ちょっと分かり難いかも知れませんけど。その神様は人間を改心させる力を持って、人間の獣性を消滅させることが出来るんですよと。
勿論、2月に関係している 国常立尊様も 日の神様 、日の系統の神様ということであります。

それで、16ページに

一九三一年六月十五日から始まっており、一九六一年六月十五日までの、三十年間で一段落がつく事になっている。 
という記述がございます。
これは16ページの下のところに太字で 黎明期が終わって昼の世界の圏内に入る ということが書かれてますけども。

(資料5)

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そうした時にですね、30年、30年、30年という一つの区切りがあるかと思いまして、1931年6月15日~1961年6月15日までが30年ですね。今度、1961年~1991年までが30年。1991年~2021年(令和3年)、来年ですね。来年で30年。これが一つの節目かなという気がしております。御教えと違うじゃないか・・というんじゃなくて、御教えと違うことはないんであって、30年と言っても神様から見ると一瞬だよと先程出てきましたので、現界に移写される場合、幾分の遅差は免れないということがありますので、30年、30年、30年、というくくりというのは、この前後で大きなことが出てくるんじゃないかという風に思います。そうするとですね、実際に何があったのかという事を調べてみました。

(資料6)
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1961
年、何があったかといいますと、
・ジョン・F・ケネディがアメリカ大統領に就任した。
・小児麻痺が各地で流行した。
・ソ連が核実験をした。
・日向灘地震がありました。
・ガガーリン、人類初宇宙。宇宙へ初めて行きました。
・アドルフ・アイヒマン裁判。
これ、覚えてますか?アイヒマン。ナチス政権下のドイツの将校でゲシュタポのユダヤ人移送局長官ということで、アウシュヴィッツ強制収容所へのユダヤ人大量移送に関わっております。それで、裁判を受けたという事で。メシヤ講座で出てきて、ハンナ・アーレントって覚えてますかね?映画。私も観に行ったんですけども。日本人は思考停止状態なんだと。ちょっと話が反れるか分かりませんけども、日本人は思考停止状態にあるという話を随分以前からメシヤ講座でされていました。メシヤ講座の平成13年10月、特選集の11号。随分前ですね。ちょっと読みますけども、
 
「彼らの中で優先する情報は常に映像である」などという法則を逆手にとって、情報操作を行う手法です。つまり、私たちが見聞きする情報は、ほとんどコントロ-ルされたものであるということです。そして、思考停止状態に追い込まれていきます。
自分の子供をしっかりした物の見方ができるように、学びとして一緒にテレビを見なくてはいけません。良いですか、この世が天国になっていくためには、庶民が賢くならなくてはいけないのですよ。少なくとも、思考停止状態に陥らないようにね。

というのと、もう一つは、平成23年2月の特選集ですけども、

ところが、ともすると、私達には、今まで目にしたことのないような文章を読んだ際に、自らの好みに合った内容の場合は素直に「興味深い話ですね」と言うのですが、そうでない場合は「難しいですね」と言って、思考を停止させる癖があります。しかし、そうした癖に引きずられていては、三重支部で質問が出た『空前絶後の大事変』に対応できません。

思考停止状態にさせる組織論がある宗教団体があるということです。それがカルト集団になってしまう恐れがあるのです。そういう集団にならないように気をつけておかないといけません。

これは、メシヤ講座から引用させていただきました。
ちょっと話がとびましたけども、資料に戻りまして、1961年のところには、
・ベルリンの壁が出現したということ。壁が出来たという事ね。
・第2室戸台風。
・大鵬史上最年少で横綱昇進。・・ちょっと関係あるかないかわかりませんけども。

資料―7
200615-12
 
その次の1991年、30年後ですね。何が起きたかというと、
・湾岸戦争がおきました。
・バルト三国独立。
・ユーゴスラビア紛争。
・証券損失補填問題。
・南アフリカのアパルトヘイト撤廃。
・徳仁親王殿下立太子の礼。
・牛肉、オレンジ輸入自由化。
・雲仙普賢岳で火砕流発生。
・フィリピンのピナツボ火山大噴火。
・長野五輪開催決定。
・韓国と北朝鮮、国際連合に同時加盟。 1991年なんですね、韓国と北朝鮮が国際連合に入ったのが。
・フィリピン台風、死者5000人以上。
・ソビエト連邦崩壊。
ベルリンの壁が出来たのが1961年で、ソ連が崩壊したのが1991年。30年後という。この節目の出来事というのは大きいことが起きるのかなという気がました。

(資料8)
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で、2021年には何が予定されてるかという事で、
・アメリカ大統領の就任式があります。
・東日本大震災から10年になります。
・東京オリンピックが今年の予定が延期されて来年になりますね。
・アメリカ同時多発テロから20年になります。
・自民党新総裁選出。総理大臣が代わるよということ。
・三重の話ですが、とこわか国体があります。
・世界初の宇宙ホテル「オーロラステーション」の開業が予定されております。
結構、節目の年になるのは明らかであろうと思います。

次に、天恩地惠の20ページね。

(資料9)
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ここには何が書いてあるかと言いますと。
毒素を、夜の時代には浄化以前に還元するんですよと。要は固め療法ですよと。これは医学ですね。固め療法ですから。昼の時代になると、溶かす。溶解していくんだよと。これは浄霊ですね。溶かして排除していくんだよと。固まることがだんだん不可能になって行くんですよと。そういう事が御教えにありますので、夜の時代の固め療法という医学の療法がだんだんと通じなくなってきますよという事です。

それから22ページ。

(資料10)
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天恩地惠の最終ページですね。
善がチョット悪に勝つようになれば「地上天国」は出来るんですよ、ということが書かれています。
次第に善が強く、真理が明らかになって、「水晶世界」になるんですよと。だから、地上天国よりももっと進んだ段階が「水晶世界」という事です。

(資料11)
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それで、地上天国を造るには病を無くすことですから、この前、『地上天国の前提』という本と一緒に 「病気治し」は救いの基本 というところを入れましたけども、こういう事が大事になってくるんだなということで、7月の学びにつきましてはですね、

(資料12)
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テーマ1が 『医学革命の書』 について。
テーマ2は順番に行ってますので、 救世(メシヤ)教とは何ぞや ということになってきます。

最後に本日の祭典の意義をもう一度拝読させていただきまして、私の挨拶にかえさせて頂きたいと思います。今日のやった内容をまとめたのが今回の意義ですので。

夜昼転換の御経綸は全知全能の主神様が司られます。
三千年に一度夜から昼の世界に転換するために年々日の神様のお働きが強くなり、薬の害が激しくなってくるのです。
御経綸の目的である『地上天国』とは苦しみのない病貧争を克服した世界ですが、その実現の最大の障害は病気です。
「病を無くす」「病気治しは救いの基本」であることを認識し、『医学革命』を推進していくのが私達信者の使命なのです。
夜昼転換と言う大経綸の時代に生まれ
世の中から病を無くし地上天国を建設する御用にお使いいただける仕合せに感謝申し上げ、地上天国建設の決意をさせて頂く御祭りとなりましたなら大変ありがたいです。
本日は地上天国祭、おめでとうございました。

今の話は天恩地惠をまとめて、僕が重要だと思ったところをピックアップしてお話しましたけども、受け止め方によってはですね、重要な内容も御教えにありますので、皆さんなりに受け止めていただければいいかと思います。

司会
では、以上をもちまして、三救 地上天国祭を終わらせていただきます。
ありがとうございました。

参加者一同
ありがとうございました。