令和3年6月1日
『 覚りの旅』令和3年6月度
三救責任者
今日は『文明の創造』 の 「人間と病気」 127ページお願いします。
参加者
『文明の創造 科学篇』 の 「人間と病気」 拝読
三救責任者
はい、ありがとうございます。
今回のタイトル、 「人間と病気」 ということですので、今読んだ最後から4行目の所に、この御論文の結論というか肝というところがありますね。
「病気なるものは実に人間の健康を保持せんが為の神の最大なる恩恵であることが分かるであろう。」
「人間と病気」 ということですから、病気ということは神の恩恵であると。
今回資料としては「天恩地惠」1ページね。
『 神恵 』 三救御神前に掲額してあります。
図1
三救御神前に掲額と書きましたけども、この神の恵み( 『神恵』 )という言葉に集約されてくるのかなということです。
「人間と病気」を人に説明するときには「神様の恵み」ですよと。
病気は神様の恵みですよということが一番言いたい事かなと思います。
それで、もう少し細かく見ていくと、板書の代わりにここへ書きましたけど、
図6-1
人間と病気
病気なるものは人間の健康を保持せんが為の神の最大なる恩恵
だから、病気というのは有難い。こう思えるようになるかどうかということですけども。
図6-2
目的は? ということですね。
主神様の御目的 は、
人間世界をして真善美完き理想世界を造り之を無限に向上発達せしめるんだと。
人間世界をして、ですからね。主神様の目的というのは、人間の世界を真善美完き理想世界、地上天国ですね、理想世界にするのが目的であって、それを人間にさせるということです。
図6-3
天職使命 というのは、
輝かしい未来があるんだから、楽しんで天職使命に尽すべきですと。
主神様の御目的遂行の役目として人間は造られたんですよと。
図6-4
天職使命を自覚せよ。
この自覚ということが大事です。
生命のあらん限り、其の線から離れることなく働くべきですよと。
それには健康が第一ですよと。
生命のあらん限り ですから、死ぬまでということですね。
・・その前に、天職使命を自覚しないとね。何が天職使命なのか。
図6-5
森羅万象一切は人間に必要。
不必要となれば自然淘汰されてしまいます。
細菌や黴菌もそうなんですよと。必要であるから生存しているんです。
コロナにしても、必要だから存在しているんですね。
この間話をしましたけども、人間の胎盤の進化とかですね、そういったところにも外部からの細菌というものが関わっていたんですよということ、これも一緒ですよね、御教えとね。人間の為にですから、人間を進化させるために細菌も必要だったんですよということに繋がってくると思います。
図6-6
人間生活している上においてどうしても汚穢が溜ります。
霊と体。体でいくと濁血、血が濁る。
霊だと霊の曇りになってくるんです。
これが、ある程度まではいいんですけども、限度を超えると人間活動に支障が起こってくる。
だから、それを除こうとして起こるのが浄化作用であります。
この浄化作用は苦痛が伴います。この苦痛のことを、病気と解釈してしまったのが現代の医学です。
ということが、今までも学んできたことですけども、そういう風なことが今回書かれていますね。
図6-7
病気は神様の最大の恩恵なんだと。
だから、役目を自覚して、楽しんで天職使命に尽しましょう。
図6-8
それでは、あなたの天職使命はなんですか? と。
簡単にまとまったんですけども、そういうことを(天恩地惠に)文字でも書いておきました。
あなたの天職使命は何だと思いますか?
参加者
・・・。
三救責任者
・・・ って聞かれてもなぁって? 考えてくれたらいいんだけどね。
参加者
家庭をもってるから、家庭の事でも何でもね。
三救責任者
それは全部神様のことに繋がってるんだよと、人間生活をしてること自体が。
神様は人間を幸せにするために地球を創られたんであって、そういう今やってることがそれに繋がることですよね。普通に仕事をしていれば。だから、働きなさいということですね。働かなくていいとは言ってませんよということです。その働くことが天職使命であるならば。
参加者
働くにも色々あるからね。
三救責任者
そうですね。
参加者
その時の意識とかも左右してくるし。
三救責任者
これは、信仰していくうえでの求め続けるものでもあるかと思いますし。そういうことですので、今、何でこういう状況なのかなということを考えた時にですね、それが天職使命だと自覚できればそれを全うしていけばいいし、ちょっと違うかな、この目的のために違うのかなって思えば、それはそういうところを考えて行けばいい、そういう風に思います。
何がしっくりくるかということです。
参加者
深いよね、天職使命。幅広いし。
参加者
そうですねぇ。
三救責任者
次に、メシヤ講座の内容を確認させていただきます。
世の中に起きてくることの根本を見て考える ということで、
(先生)メシヤ様は、現代人に対して〝世の中に起きてくることを根本まで見て考えてくれ″ということを、昭和27年に〝強く要望している″ということです。
歴史を見ていきますと、約150億年前にビックバンが起きて素粒子が宇宙を光速で飛び回っていたのですけども100億分の1秒後に17番目の神の粒子と言われているものが、その粒子にくっつき始めて光の速度で動いていたのが、遅くなって、これが質量を生んだ。と科学的には説明をしております。
そこから物質化が始まって星とかが出来てきたのだと。それで、45億年前に地球が出来て38億年前に生命が出来たのだけども地球を固めるために恐竜とかを先に生んでおいて、その後に人間が生まれてくるための準備を整えて今日を迎えているのだということです。
難しい事を分かりやすく書いて下さってはいるけれども、分からないかも知れないね。(笑)
ビッグバンということは、何度も話をされていましたよね。
2012年、 平成24年の7月のところで、神の粒子。メシヤ講座三重ですけども、
先生
一昨日のヒッグス粒子のニュースは見ましたか。あれは感動したでしょう。
ビッグバンではじけた時に、我々の肉体を拡大して見てみますと、細胞の中に核やミトコンドリアだとかあって、それをさらに拡大すると分子があって、それをさらに拡大すると原子があって、それをさらに拡大すると中性子とか陽子とか電子の世界になって、さらに拡大すると17の素粒子になっていきます。
その17番目の素粒子の確認が取れていなかったのが、今回、分かったのです。27キロの研究施設(大型ハドロン衝突型加速器)で、陽子を光の速度までスピードを上げて、パーンとぶつけた時にその素粒子ができる。その最後の素粒子が今回確認できたのです。そういう壮大な実験だったわけです。
この17番目のヒッグスという素粒子があったために質量が生まれたのです。
そういう素粒子が今回確認できたということは、主神様が150億年前に宇宙を御創りになられた時の物質化構想のキーになる部分が、人類が今回初めてわかったというわけです。
主神様の御経綸の中の物質化の中で重要な役割を果たした粒子が確認できたということですので、今度はこの粒子を拡大していくと、霊子ということになっていきますので、次の段階は霊子なのですが、これは未だに誰も唱えたことがないので、メシヤ様が説明しておられるのがこの霊子の世界なのです。
『霊主体従の法則』に沿って宇宙が創造されて太陽系が創造されて地球が創造されたという話に繋(つな)がっていきますので、もう少し科学の研究を頑張っていただきたいと思います。
今回は、物質化の中の重要な粒子ですのでね。
参加者(質問)
「神の粒子」と言われていますね。
先生
そう「神の粒子」とも言われていたね。
物質化での「神の粒子」だから、今度はその元になっている霊の世界の方を我々は宗教界で顕していかないといけないので、今回の『文明の創造』はメシヤ様が信者に向けて書いたものではないということです。
信者向けは、それまでにズーッと書かれていますのでね。一般書店で売り出そうとして一般の方向けに書いたものですので、それだけにこの『文明の創造』は価値があるわけですね。
参加者(質問)
『文明の創造』が発刊されて、すぐに『神の粒子』が発見されるということも時期的にピッタリ合ってくるのですね。
先生
だから『主神様直接の御啓示』と銘打って出した時にそうした物質化していく時のキーになって行くものが発見されたのは非常に素晴らしいことですね。これは、祭典の一番先に話さなければいけないようなことでしたね。
この『文明の創造』を出した時期と合っていたということで、昨日調べました。
ビッグバン。
図2(ビッグバン)(省略)
宇宙はこの小さな火の玉から始まったということで、ズーッと膨張しているということです。宇宙の始まりを理解するには素粒子のことが知る必要がある。小さい方を理解しないといけないよと。宇宙みたいな広いのを理解するには、小さい方、素粒子を理解しないといけないよということを言ってます
素粒子の大きさというのは10のマイナス19乗です。
図3(省略)
物質を細かく分けていくと、物というのは原子と分子があって、もっと拡大して、もっと小さくなっていくと、原子は電子、原子核。で、陽子、中性子。
図4(省略)
をやりましたよね。元素の周期表です。全部覚える必要はありません。118番まであります。
図5(省略)
で、素粒子。今言っている素粒子。
ヒッグス。これです。
これが発見されてなかったのが発見されたというのが『文明の創造』が発刊された時期。
先生は、広い広い宇宙の拡がりと、一番小さい素粒子の事と繋げてご説明下さっておられます。
素粒子は16番まで確認されていて、物事には質量がないといけない、質量を与えるものが無いといけないということは分かっていた、この存在は分かっていたけども発見できなかったと。それを実験によって発見できたというのがこの時の話。すごい事が発見されましたと、そういう事だったんです。
これがヒッグス粒子。全部で17個あります。この17番目が発見されましたよという事を言ってたわけです。
図6(省略)
同じです。ここのところの話です。素粒子。
で、これは何処から持ってきたかというと、九州大学の織田勧(おだすすむ)先生。
2018年6月6日の朝日新聞に、トップウォークの質量、さっきクォークと書いてあったけども、そこの質量というのはヒッグス粒子が与えていることを確認できましたよと。万物に質量を与えるとされるヒッグス粒子は2012年に大型加速器で発見され、質量を与える仕組みを解明する実験が続けられていましたと。
発見されたというのは、さっきの先生の2012年の頃の話。
その解明することの研究が進められていて、今その比較的重い「第3世代」と呼ばれる素粒子の質量はヒッグスに由来することが確認されたと。もう実験が、確認結果が出ましたよというのは2018年6月6日の朝刊に出てました。
何のこと?・・・って?
細菌のような細かい事と、宇宙の事とていうのは無関係じゃないんだよっていうことで、全部主神様が人間の為に作られたんだよということ。全部関係してるよという事、そこが分ればいいかなと思います。そういうことを一生懸命話をしてるわけ。で、その主神様が説かれたことを科学が一生懸命研究して段々解明されてくるので、実験して、科学者が分ってくるので、それを御教えとくっつけて考えてみなさいよということのやり方を先生は教えて下さったんだと。我々も、そういう考え方で行けばいいのかなということで、今回のことを捉えてね。話をさせて頂きました。
人間に必要なものが存在を許されている ということで、
(先生)『人間に不必要になったものは、自然淘汰されているのだ』というこんなすごいことを書かれている教祖なのです。
聖者という人々がたくさん生まれてきてはいますが、こういう論立て、ものの見方を教えて下さっているのはメシヤ様だけなのです。
自然淘汰の理由はすべて人間に必要か必要でないかなのです。そういう考え方で行きますと、人間に驕(おご)りが出てきたりするのですけども、これはすべて主神様がそういう計画を練ってこの地球上に理想世界をおつくりになるためにそういう取り組みをしてきたのだと。そして最後に人間が神様の代理としてこの地球上に天国をつくる役割で生まれてきたのだということです。
ですから最後に、『人間は此前途の光明を胸に抱きつつ楽しんで天職使命に尽すべきである。』と書かれています。
『そういう訳で主神の御目的を遂行すべき役目として造られたのが人間である以上、人間は右の使命を真底から自覚すると共に、生命のあらん限り、其線から離れる事なく働くべきである。』こういうことをメシヤ様は私達に強く教えてくださっております。
ですから、人間が地上天国を造る ということです。
それから、同じこと、ビッグバン、 ヒッグス粒子のことになりますけども、
黴菌とは ということで、
恐竜というのは地表のかたまりが弱かったときに、地表を固めるために地球に出現させて踏み固めて、だいたい踏み固まったら恐竜は絶滅するように、大きな隕石をぶつけて、死滅させて、最後に人間がでてくるための準備をしたというふうにメシヤ様は御説きくださっています。
これは先月お話したヒッグス粒子ということに非常に関わっています。
約150億年前にビッグバンが起きて、そして素粒子が高速で動き回っていたところへ、ヒッグス粒子がくっつくようになって質量が生まれて、物質化が起きて、
三救責任者
ここで質量が生れるという話ね。ヒッグス粒子があったから質量が生れて、質量が生まれたから物質化されたと。物質化していくことがここで分かるということね。
それから星とかが生まれてきたわけですけれど、この仕組みがわかっておかないと、じゃあ病気の原因とされている細菌がどうして生まれてくるのかということがわかりません。
では細菌がどうして生まれてくるかの一番わかりやすいのが、お米を炊いて、それを同じ条件でビンの中に密閉します。無農薬無肥料で作ったお米を炊いたものと、化学肥料や農薬を使ったお米で炊いたものを、ビンに入れておいておくと、無農薬無肥料で作ったお米のほうは白く腐食していきますが、農薬や化学肥料を使って作ったお米はコールタール状になっていきます。これは、農薬や化学肥料が残留しているために、腐食していったときにそのタール状に真っ黒になっていくわけです。この違いが人間の我々の体にも起きてくるということです。戦後に食糧難のときに、農薬と化学肥料を使って増産体制をとって日本人は生き延びてきましたけれど、本来の農業ではないために、その後ガンが非常に増えてくるということが日本には起きてきおります。これに対して、無農薬無肥料で作ったお米の場合は、そういうコールタール状の、いわゆる毒素というものは生まれないために、そういうものを食べていると我々の体は毒されていかないということです。
それから、よく実験で花に対して「お前は何と綺麗な花だろう。もっと綺麗に咲いてくれ」と言うと綺麗に咲くけれども、「お前みたいに醜いものはない。早く枯れてしまえ」と言うと本当に枯れてしまいます。そういうものを応用して最近ではいろいろ栽培するときに、モーツアルトを聞かせた場合にはどうか、とか、バロック音楽を聞かせた場合にはどうか、ということをいろいろ実験しながら音楽を取り入れながら良い作物を作ろうと試みている農業もありますように、我々の言霊とかそれから美しい音色とかいうものは、物事を綺麗に、あるいは順調に育てていくけれども、そうではない罵詈怒号のような言葉というのは一つの曇りを発生していきます。
この曇りが凝縮されて物質化したときに、今日の話にでてくるような黴菌になっていきます。だから病気の原因というのは、ひとつはこういう罵詈怒号のような言葉とか、悪いことを積み重なっていっているときに、一つは曇りとして発生して、それが物質化していくと黴菌になっていくのです。
このしくみがわかるのが、実はヒッグス粒子の発見と確認と、非常に密接に繋がっているということを、是非今日はこの論文を拝読しながら心に留めておいていただいて、一ヶ月間この『人間と病気』というところを繰り返し拝読していただければ大変ありがたいと思います。
これは、浜松のメシヤ講座ですね。
同じような話が三重でもあったかと思います。
参加者
黴菌は悪魔か天使か? というNHKの番組があったんですよ。
面白かったです。
三救責任者
両方の見方があるということです。
読んでもらおうかな。
参加者
本日拝読した御教えの、受け止め方
然も私達がこの地球が創られた45億年前から今日迄の流れを見て行くと、メシヤ講座の中では45億年前に地球が出来そしてその直ぐ後に月が出来た時には、月と地球の距離が近かったので、地球に海が出来た時は潮の満ち引きが非常に激しかったと、その潮の満ち引きがなぜ激しかったかというと、岩石に含まれている成分を海水に取り込んでナトリウムと化合させながら生命の源を作るという事を行いながら、初めて海の中に単純細胞を作ったということが、最近科学的に分かり始めたのですが、そのシステムを誰が作ったかというと、それは他ならぬ『主神様』が御作りになられた訳ですので、その『主神様』が御作り下さった「地球に無駄な物がある場合は総て淘汰されて行くのだ。」と考えていくと「現存している物総ては、必要だから存在しているのだ。」というふうに受け止めるべきですよ、というのが本日の御教えですので、そうした事を基本にして物事を見て頂きたいと思います。
それから、「必要だから存在している。」といった時に、本日の報告の中のことですが、「貴方は良いね、私は悩みがあるのですよ。」と言われた時に、これは必要があって相手から「悩みがある。」と言われた訳で、此方としては本日の御教えを自分の心としていれば、必要があって聞かされた事なので、必要なように対応しなければならないという気持ちが起きないといけないので、その事を今日は反省して頂きたいと思います。
そして、少し話を聞いて上げさえすれば、相手から悩みが溢れ出てきますので、その悩みに対して浄霊と御教えをもって対応して上げて頂きたく思います。それから全御論文、全御講話、全詩歌を電子書籍に入れる作業はほぼ終わっていますので、出来上がったら、具体的事例があり布教に大切な御教えは御講話に入っていますから御講話の12巻から読んで下さい。そうされると『メシヤ様』が布教の時に大事だと仰った事柄が書かれていますので、そのようにして読んで頂きたいと思います。
三救責任者
これは本部で平成28年12月ですから、ほぼ最後の方ね。
ここで、御講話の12巻が重要ですよということね。昭和29年、30年のお話しです。
天職使命、○○さん読んでもらえますか。
参加者
天職使命
6月に学ぶ『文明の創造』『人間と病気』に『人間は此前途の光明を胸に抱きつつ楽しんで天職使命に尽すべきである。』とあります。自分の天職使命は何か?御教えやメシヤ講座、覚りの旅、での学びを再度確認してご自身に問いかけて見てはいかがでしょうか。
【御教え】岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月
生という字は「主」という字の右の肩に「ノ」を書くので「主神」の御事であります。
「生」という字は、神様がお坐りになって「右の御手で命令される形」で、その命令を奉じて人間がこの世へ出て来るんであります。その命令を奉じて活動する。――それが魂であります。
主神の御命令とは――「人間それぞれの天職使命を完全に遂行する」事であります。畏多くも主神の表現であらせられるところの天皇陛下の御命令を奉じて国家社会に尽す事であります。それが人間として、日本人としての天職使命であります。故に「死」とは「御命令の解任」という事になるのであります。
三救責任者
これ、昭和11年なので、天皇陛下のご命令を奉じて・・・というところは、読み飛ばしてもらってもいいんですけど・・・
参加者
時代の背景。
三救責任者
全部読み飛ばすんじゃなくて、天皇陛下云々のところは、この時代だからこういう書き方になったのかなという風に思ってもらえればいいかと思います。
で、その天職使命の繋がりで・・・。
真理の具現とは天職使命を知り、それを実行する事
真の宗教が有るか?『内外公論』15巻7月号、昭和11年7月1日
一、真理の具現とは
天地自然の運行、万象の流転と一切の生成化育の実相行姿其(その)ままであって、例へて言へば、人は人としての道を行じ、又、人は生れながら其(その)各々の天職使命があり、階級も儼(げん)として定ってゐるのであって、それを知り、それを実行する事が人としての真理の具現であり、それによって永遠の歓喜と栄を得、安心立命を得らるるのである。然るに今日はそれを教へ、夫を行ぜしむる力ある宗教がないから、人々は迷蒙に陥り、知らずしらず他の範囲を犯し、軌に外れ道を失ひ、其(その)極争や混乱を生むのである。之等は独り個人に限らず、社会も階級も国も世界も悉(ことごとく)それに漏れないといふ実状である。此(この)時に当って、宗教者なる者が天地の真理を弁へないから、人を教ゆる力もなく、感化する徳も無いのである。又之に就て、仏典もバイブルも、其(その)他の聖典も、実は真を説き、実を誨(おし)へて居ないのであるから、人として知る事が出来ないのも致方ないのである。何となれば、もし何れかの聖典に真実を説いてあったなら、今日の如き苦悩と混乱の時代は実現しなかった筈であるからである。又、真理が全具現されたならば、多数人が今日の如く病に罹り易く、天寿を全ふするものが暁の星の如く寥々(りょうりょう)たる筈がないのである。是等によって見ても、此(この)一箇条さへ現在の宗教中に有して居るものはないのである。
三救責任者
はい、ありがとうございます。
ちょっと文字が難しいですけど。書かれた当時の文字で読む方がいいかなとは思います。
、読んでいただけますか。
参加者
子供の躾について
(先生)人間は天職使命を果たすために生まれてきています。奥様の奥とはどういうことから来ているのでしょうか?奥向き(裏)のことは奥に任せる。表の仕事は主人ということで奥向きの長が奥様なのですよ。子供の躾や進路ということは奥向きの仕事で奥様に委ねられているのです。15歳で学びを志した人間は30歳までに因縁使命を自覚します。30歳で自信を持ち、40歳になったときに人の人生が見えてきます。そしてそれを認めることが出来ることを「不惑」といいます。子供の価値観を認めることです。子供の多元的な価値観を認められる人間になるのが40歳を過ぎた人なのですよ。そして神から与えられた使命は何かを見極めて、子供の持って生まれた使命を引き出してあげるのが親の仕事なのです。そして、自分の調子の悪い時ほどこのような勉強会には参加すべきですよ。
死後の不安
― 先月、死後『四十九日』の間の取り組みが大切、というお話を伺いました。私は所謂独居老人ですので、お寺に永代供養を頼んでいますが、『四十九日』のことが心配です。
「メシヤ様の教えでは『(死後)極善のものは直ちに天国に昇り、極悪のものは直に地獄に落ちるのである。』とありますので、準備をしておけば大丈夫ですよ。
極善の人になれば、四十九日を待たずとも瞬時に天国に行けるのです。
霊界生活については、『抑々(そもそも)人間は、現世において人類社会の為与えられたる天職使命を完全に遂行すべきであるにかかわらず、そのほとんどは事物の外郭のみを見、不知不識(しらずしらず)の内に悪に属する行為を重ねるため、それが罪穢れとなって霊体に曇りが堆積する。したがって死後霊界人となるや、その罪穢れの払拭が厳密に行われるのである。』とあります。
そこで、今年の課題としてもらいたい教えとして提示した『神格をいただく道』が重要な意味をもってくるのですね。生活の中に降ろして考えてもらいたいのです。どの項目が自分に欠けているか。それが課題となるのです。朝起きてから夜眠るまでの自分の心言行を顧みると、‘まずこれからだな’ということが見えてきます。
『人事百般完全は望むべくもないが、一歩一歩その理想に近づく努力こそ、人として最尊最貴のものであり、斯(かく)の如き人間こそ生甲斐ある真の幸福者と言うべきである。』とありますから、一歩一歩コツコツ取り組むことが大切ですね。また、その姿をメシヤ様はご覧になっています。」
三救責任者
ここで大切な事は、
ここで大切なことは、天職使命を全うするということと物の本質を見るということ、罪穢れを堆積させないということです。
ということね。メシヤ講座のなかでのタイトルなので、「死後の不安」というのはね。今回取り上げたのは、「天職使命」ということを抜き出して捉えてますので、そういう意味で読んで、タイトルにこだわらずに読んでいただけたらと思います。
次に 生 。
(三救責任者)昨年、「三救」の今年の漢字は「生」で、メシヤ様が現界に新しく生まれ、三救は10月に新しく生まれた。私たち人間は、神様から使命をいただいて生まれてきました。使命とは、「三救」の理念であり、天職使命を遂行できるようこれからの御神業に共々努めてまいりたい。」と挨拶させて頂きました。
それで、ブログにも書きましたが、
11月度の覚りの旅のテーマ2は『人間と病気 文明の創造 S27 』です。
『今日までの人智では、到底想像すら出来得ない程の輝かしい未来をもっているのであるとしたら、人間はこの前途の光明を胸に抱きつつ楽しんで天職使命に尽すべきである。そういう訳で主神の御目的を遂行すべき役目として造られたのが人間である以上、人間は右の使命を真底から自覚すると共に、生命のあらん限り、その線から離れる事なく働くべきである。』
『天職使命』ということにについてこれまでも何度か学ばせて頂いたわけですが、改めて取り上げたいと思います。メシヤ講座と覚りの旅からいくつか掲載しておきますので、学ばせて頂きましょう。
浄霊を取り次ぐ際の心掛けとしても『天職使命の自覚』ということをメシヤ講座で学びました。
ということで、浄霊を取り次ぐ際にどういう想念でということで、先生から教わったのが、
①天職使命を自覚でき、それを果たして行けますように。
②因縁使命を自覚でき、地上天国建設のお役に立たせていただけますように。
③霊線に繋がる全ての方へも御光が行き届きますように。
そういう祈り、思いで浄霊を取り次いで下さいね、という事を教わっています。
それから、神言祝詞 というのが、昭和9年12月4日、これはメシヤ様が御作りになられた神言でありますけども、その中に
『各自各自(おのもおのも)に天職使命(つとめ)を励み。四(よつ)の霊魂(みたま)を調(ととの)ひ和(やは)せ。人(ひと)の亀鑑(かがみ)と成(な)さしめ給(たま)ひ。』
と出てまいります。
それから、特選集52号ですけども、
先月掲載の御教えの中で『人は生まれながら其(その)各々天職使命があり、階級も儼(げん)として定まってゐるのであって』というところに質問が集中しておりましたが、そのことと深く関わっておりますので、その点にも触れておきます。
『宿命と運命』という御教えがあります。定まっているのは宿命であり、上限と下限があり、それは動かすことのできない定められたものです。各自に定められたものが宿命です。これに対して、その範囲内で本人の努力の度合いにより上昇したり下降したりするのが運命です。これも二面性です。できるだけ上に行くために、躾を受けたり、教育を受けたりするのですね。そして、親は子供の運命を切り拓くために徳を積むのですね。
特性を見出す努力をするのは、天職使命を自覚できるようにするためです。NHKの「ファイト」で「とりあえず、では嫌なの・・・」という台詞は、これに通ずるところですね。
それから、天職使命を果たすことの重要性 ということで、先生の話で、札幌在任中の事だということです。
当時、心臓に人工弁を入れている四十代男性がご神縁をいただいてきました。定職には就かず奥さんの収入で生活をしていました。前の帰属していた教団でも浄霊をいただいており、教団施設への参拝や奉仕をされていたようです。奥さんは少しでも働いてくれることを望んでおりました。
私は、勉強会や面談を通して、専従奉仕として使命を果たすか、何らかの仕事に就いて使命を果たすか、ということを提示して働きかけました。彼は暫らくして仕事を見つけ、体に無理にならない程度に働き始めました。奥さんの喜びようは大変なものでした。
そして、それから何年かが過ぎ、人工弁交換の手術(10年毎に取り換えなければ機能しなくなる)の時が巡ってきました。御守護お願いがありまして、私もご祈願をさせていただきました。すると、「取り出した人工弁がとても綺麗だ」と医者が驚いていたと言うのです。普通はドロドロしたものが付着しているそうなのですが、新品に近い状態だったそうです。
私は、御教え『人間とは』で述べられている『本来、人間というものは、神様の御目的たる理想世界を造る役目で生まれたものである以上、その御目的に叶うようにすれば、いつも無病息災愉快に働ける。これが不滅の真理である。』が閃(ひらめ)きました。彼は天職使命を果たすことで大変な御守護をいただいたのです。
また、同時期に、生活保護を受けていた五十代のご夫婦がご神縁をいただきました。ご主人は脳梗塞の後遺症で半身が不自由でした。そのお世話もあるので、奥さんは働けないということでした。
私は、ご主人の状態をつぶさに観察し、奥さんの働ける時間帯を提案しました。お二人とも協力し合って、奥さんが働くようになり、ついに生活保護を打ち切りました。そしてとても明るく生活できるようになりました。このご夫婦も前の帰属教団で浄霊をいただいていましたが、本当の意味で御教えを実践できていなかったのですね。いや、そうしたお世話を受けていなかったのですね。
ところが、ご夫婦が働き始めてから、不幸続きの娘達の上に変化が起り始めたのです。抱えていた問題が次々と解決し、運命が好転したのです。やがて娘達もご神縁をいただきました。私は、働くことの大切さをこの時ほど感得したことはありません。日本人の古来からの労働観は、占領政策及び戦後教育によって変質してしまっていますから、なおさら感慨深いものがありました。
これは、働くことによって変わって来たと。働ける時間帯を見つけるお世話をしたと。何か、よく似たことがありますよね。
ご祈願と浄霊と自己教育で魂の輝きを ということで、
何のために浄霊があるかということです。
浄霊は救いの業でありますが、前回触れたように天職使命、因縁使命を自覚し、それを果たして行くためにも浄霊はあるのです。胡坐(あぐら)をかくためにあるのではないのです。
よく引き合いに出すことですが、酒好きが酒を飲み過ぎ肝臓を悪くし、浄霊をいただくと良くなり、また大酒に浸るという、胡坐(あぐら)のかき方です。これでは、浄霊が便利屋になり、神様を道具に使っているようなものです。やはり、「浄霊で救われたが、これからは注意して生活をしよう」という自己変革に繋げて行かねばいけません。
それが『運命の転換』へということに繋がって行くのです。ここが信仰の神髄です。自己変革を発心することが、3月に触れた私達の『夜昼転換』なのです。
自己変革は、問題解決と同様で、最初のボタンの掛け違いを改めるようなところがありますが、習性化したものを変革して行かねばなりません。習性化したものはシミみたいなもので、中々取りにくいものです。掛け違いを発見したら、それを改めるように課題を設定し、行動を積み重ねなければなりません。これが自己教育に取り組むということです。
課題は自分の最も苦手なところですし、無意識の内に出る立ち居振る舞いですから、弱点がすぐに顔を覗かします。‘安き’に流れたくなります。そこにおいて力を下さるのが神様なのです。正しい願いは必ず叶えられる、とはそういうことです。
今月からお願いしております「祈願参拝」や「浄霊観のステップアップ」は、そうした本来の取り組みに向けて力強く歩を進めていただきたいために掲げたものです。地道に着実に取り組み、一層魂を輝かせていただきたい、と願っております。
これは夜昼転換にも繋がっていきますので。
ということは、6月15日の地上天国祭のテーマにも繋がっていくということであります。
これは平成17年のメシヤ講座。こういう内容というのは、本当に先生が問題解決、ずっと問題の元というのはずっと遡って発見しなければいけないよという、そこを改めないと、一番の原因は何かという事を遡って話を聞いてここを改めるということで変わってくると。
問題を解決していくということが宗教ですよと。
で、自己教育に取り組まなければいけませんよということ。
この頃の話というのは、すごく分かりやすい話ですよね。こういうのが本当の宗教かなと、そういう風なことで私達も繋がってきたわけですので、こういうメシヤ講座があるということが本当にいい事かなと思います。
天職使命ということは、何回も書かれて来ましたけどね。
これを機会にまた皆さん、考えて頂いたらいかがでしょうか。
最後に、
地上天国祭の意義を個人個人で求めていただき、祭典に臨んでいただきますようお願いいたします。
『天国在我心中』 天国は皆様の心の中に形成されるのです。
ということで、6月15日は地上天国祭です。
面白いことに、本日のビックバンの話は、次の話につながっていきます。
重力 電磁気力 核力 と書いてありますけども、今度は 波 ということに焦点を当てていますので。
今度のところに書いてあるのは、御教え と 取り寄せた本(2040年はどうなっているかという本)を組み合わせてみました。
「二十一世紀」 の御教えは読んでおいて欲しいなと思います。「地上天国の前提」 のところにも載せてありますので。
二十一世紀はこういう世界になって行くという事を思いつつ、ある程度実現してきてるんだなという話で2040年という事を見ましたと。
何で「二十一世紀」という御教えにたどり着いたかというと、1926年に書かれたんですね、1926年に今から100年後の事を書くと書いてあるんですね。100年後というと2026年。一世紀後の世界の状態で2026年なので、あと5年後。その5年後にはそういったことが実現、ある程度実現してきてるんだなということで、もう今既に実現してる事もありますけど・・。
参加者
その中の一つがトヨタの未来都市?
三救責任者
未来都市にも色々論議はあるんですけども、そういうような事、実現してきているという事。
1G、2G・・こういうのも、携帯とかも進化してきましたよと。これからは全部ネットで繋がる時代になってきますね、という事を書いたのであって、御教えではないのでね。
それでも、全部波長ですよね。電波も波、言霊は音波、これも波長。
前にやりましたけど、これも大気中に電磁波とか光波とか音波とか、これ全部波ですよね。
それで、波という事を考えてみました。この機会に。
波という事で考えていて、言霊、名前を認識するというのは、自分からあなたへ音に出して、音波でこう伝わっていって耳で鼓膜を揮わせて音となって聞こえてきて、あるものに名前がついているから認識出来るのであって、名前は大事ですよっていう意味合いで書きました。
それだけ見ても何も分からない・・(笑)
古事記の神様の名前の順番が音の発生してきた、認識していく順番という事で物語ができてきているという考え方も サカグチミツオさん の本の中にありましたよ、ということですので。
これを見て、 クスツフムヌル の順番じゃないんですか?と言う質問もあるかと思います。
それは、この前にもお話ししましたが、先生は春日言霊学という春日大社の方の話から 考察されました。
クスツフムヌルをじっと見ていて、クス(玖珠)の次はツ(津)ですよねと、私は思ったわけです。
この本はまた違う種類の・・。
参加者
色んな方向から見た話ということね?
三救責任者
そうそう。
だから、音霊(おとたま)、言霊(ことたま)って、言霊(げんれい)をということを考えるにおいて、先生が研究した本だけじゃなくて、その本を探せなかったものでね、違うところから見てみましたよという事で。
参加者
また、違う見方もあるよということ。
三救責任者
そういう風に捉えて解釈してみましたということですので。
先生も大きく捉えて自分の解釈、ここの部分を、科学的な部分と御教えをくっつけているわけで、その作業を僕もしようとしてるわけであって。先生のそのままのことはメシヤ講座を読んでもらえばいいわけでと思って。
ということで、終わらせて頂きます。
司会
以上をもちまして、6月度月次祭、並びに一日祭を終わらせて頂きます。
参加者一同
ありがとうございました。
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